年齢について③

自分がはじめて就職したのは二十歳のときで、田舎の工場で製品の穴明け加工をする部署に配属された。大学を出てないから、現場配属なのは仕方ないんだな~と思った。やっぱ、技術部とかは国立大卒とか院卒だったし、品管とか設計も大卒。生産管理なんかも、入れてもらえなかった。

当時は若かったから、学歴で人間の評価って決まるんだと、すごく落ち込んだ。いま思えば、そういう発想って世間知らずそのものだけど、当時はそれが自分の知っている世界だった。

自分は、いままでに4、5回職を変えているが、最初の会社に居続けてたら、すごく視野の狭い人間になってたと思う。貯金はたまったかもしれないが、その世界しか知らなくて、もう抜け出せないみたいな…、そんなことを考えていたのかも。

大学出てなくても、穴あけ係だったとしても、上を向いて生きていたいよな~。

 

d.hatena.ne.jp