春の過ごしかた

春眠暁を覚えず、処々啼鳥を聞く…

春の眠りはとても心地よくて、夜が明けたのも気が付かずに不覚にも目が覚めなかった。あっちこっちで鳥の鳴き声が聞こえた来たことで、朝になったことに気が付いた。そういえば、昨夜は風が強く、雨も降ったようだ。せっかくきれいに咲いた花だけど、昨夜の雨と風でどれくらいの花が散ったことだろう。(春暁)

http://mekara.info/archives/3921.html

 

片山洋次郎さんの本から

人間は「冬眠」しない動物ですが、その代わり「春眠」するのではないか、と思うことがあります。2月からはじまる「春」は、骨盤、頭、肩甲骨など、身体の右側のゆるみとして最初に現れ、次にゆるみにくい左側、さらに再び右側と、交互にテンションを下げながら脱力化を進行させます。

 

左右がそろい、全身がゆるみきったところで、身体をだるく感じたり、やけに眠かったりするんですね。これが「春眠暁を覚えず」という、身体のお休みモードです。

 

ですから、身体の反応がデリケート(敏感)になる春先は、できるだけ刺激や興奮を避けて、のんびり、ゆったりするのが上手な過ごし方です。昔から「木の芽どきは具合が悪くなりやすい」といわれており、身体的にはテンションを上げて何かを新たにはじめるより、「終わらせる」方が適しています。避けられないことはやむを得ませんが、先のばしにできることであれば、骨盤に弾力が出てくる時季(初夏)まで待つとエネルギーの波に乗りやすくなります。

整体かれんだー―旬な身体になる (文春文庫)より)

 

無職生活も1か月がすぎ、なんとなく自由な生活も板についてきたというか、何というか…。暑さ寒さも彼岸までの言葉通り、春分が過ぎて、本当に春になったことを感じる。春は身体がゆるむ時期。いつもならば、頭が痛くなったりして、体調を崩す時期でもある。

今年は、無職のストレスフリーだから、いまのところ体の不調はない。ただ、気が抜けないのが4月。特に、おととしは4月中ずっと頭が痛かった。「整体かれんだー」にも書いてあるように、春は、のんびり、ゆったり過ごすのが上手な過ごし方。その時期に無理をすると、体の不調が長引くようだ。

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今年の桜の開花予想。「木の芽どきは具合が悪くなりやすい」と言われるように、開花する前のつぼみが出てくるころが要注意。

そろそろ、就職活動を始めないとなって思うけど、もう少し、のんびりしたいな~というのが、心と身体のホンネです。

 

 

 

整体かれんだー―旬な身体になる (文春文庫)

整体かれんだー―旬な身体になる (文春文庫)