「成熟脳」のつづき。

成熟脳: 脳の本番は56歳から始まる (新潮文庫)」から

見方を反転させれば、人生は、脳を成熟させるために、わざと過酷なようにデザインされている、という捉え方もできる。私たちの脳に宿った意識は、本当は、宇宙の外からやってきていて、意識のレイヤを上げるために、この宇宙で修行しているのかも。

なぜなら、才能がある人ほど、人生から大きな苦難を突きつけられるからだ。そして、それを乗り越えて、大輪の花を咲かせる。脳科学的には「苦難を乗り越えて、脳が良くなったから成功した」と言えるのだが、才能のある人には、そもそも凡人に降りかからないような苦難が降りかかることが多いように思えてならない。

というわけで、苦難が降りかかっととき、「なぜ、私だけ?」なんて嘆きたいときには、「私って、特別な才能がある、神に選ばれた人なんだ」と思えばいい。私が、保証する。

 

 脳科学や遺伝子、医学、心理学の研究をしている人が、魂や神さまなどの科学で証明できない人知を超えるものについての考えを聞くのが、とてもおもしろくて興味がわいてきます。

この本では、「意識のレイヤを上げるための修行」という言葉が使われています。自分もこの歳になって少し思うのですが、身体に宿る魂というものはやっぱりあるんだろうと思います。そして、いろいろな試練、修行を重ねることによって、身体がつくられ、もっといえば霊性というものを高めることにつながっていくのではないかと思います。そして、身体は死んでなくなるかもしれないが、魂というものは死んでもなくならない。魂は生きているのだと思うのです。

信じる者は救われる?魂が望むものとは何だろう??

 

 

成熟脳: 脳の本番は56歳から始まる (新潮文庫)

成熟脳: 脳の本番は56歳から始まる (新潮文庫)