マイナス思考でうまくいく?

 ケリー・マクゴガニルさんの話。

 

「未来の自分」の視点から、現在の自分へ感謝の手紙を書くんです。 取り組んでくれたことに対する感謝の気持ち、そして具体的に何をして、それがどういう結果につながったのかを書くんですね。こうした手紙を書くことで自分の意志力を上げられる、ということが研究からわかっているんです。 

 

未来の自分から目線。 なんか、これいいと思います。正直、私は意志力って弱い方なんですが、自分のモチベーション維持のために、「あのとき、その苦労があったから、今の自分があります。ありがとう!」みたいなことを思ったら意志が弱くても頑張れる気がする。紙に書くかどうかは別として、そう思っただけで気持ちが違うよね。

 

 

実は、失敗を想像したほうが成功を想像するよりもずっと効果的。もちろん成功を想像するのが悪いわけではありませんよ。でも失敗をイメージしたほうが高い効果が得られるんです。(中略)自分がどんなプロセスを踏んで失敗するのかがはっきり認識できるようになったんです。そしてその後、失敗を予測できるようになったんですね。

 

いつ、どこで、どんな理由で? 失敗を防ぐために、事前にできることは? 実際に失敗が起きたらどうするのか。こんな風にしっかり7つ手順を考えなくても構わないのですが、どんな目標に対してもオススメの基本的なエキササイズですよ。目標をストレステストにかけてみる、とでも言いますかね。目標をもって、何かをやることにしたら、それをテストにかけるんです。そしてどんなとき目標を達成できなくなるのか、失敗してしまうのかを考えるんです。

 

 

失敗をイメージした方がうまくいく?マイナス思考な発想ですが、読んで納得です。失敗したとしても、その対処方法が分かっていればなんとかなる。それに気持ちも違ってくるでしょう。前の会社に勤めていたときは、本社にオーダーを掛けるときは間違われないように、いくつもの予防線を張っていました。修理に行くときだって、現地に行ってあたふたしないように想定される故障個所の部品は必ず持って行ってました。

 

もしものことを考えるのは、挫折せずに意志力を保つために重要ということでした。やっぱり、楽観主義のみだと、ちょっと危ういんですよね。適度なマイナス思考というか、安全衛生でいう危険予知トレーニングが必要ってことですね。

 

 

 

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