自分の気持ちが分からない…


あなたは右脳と左脳のどちらが弱い?:「悩まない脳の作り方」より

 

最近、医師で脳科学者の加藤俊徳さんの本を何冊か読みました。加藤さんは、いままでに1万人の脳のMRI画像を分析した画像解析の専門家だそうです。脳の画像を見ると、その人がどのような人生を送ってきたのかが分かるんだそうです。

 

そのなかで、右脳左脳の話が面白かったのでメモします。上の動画にもあったように、右脳感情、左脳感情というのがあるそうです。

 

右脳型左脳型ってよく言ってましたけど、最近は「それは嘘だった!」という話もあって、自分もそう思っていたのですが、人間それぞれ右脳と左脳で得意な方に偏りがあるんですね。(というか、私は脳に扁桃体が右脳左脳、両方にあるって知りませんでした。)

 

この動画を見てみて、自分は左脳感情が弱いんだなと感じました。というのも、自分の気持ちが分からない…、そして、断れない。ずーっとそうでした。そのかわり、非言語コミュニケーションは人並み以上に得意です。これ、本当に納得です!

 

だから、日記をつけるとかして、自分の気持ちを言語化していくことで、自分を理解することが大切なんだそうです。(まさに、いまこれをやっています!)

 

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加藤俊徳・著「高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか (PHP新書)」より

 

ここでおもしろい のは、脳は自分自身に対して二つの視点をもっているという事実である。一つは、まわりの人がどう思っているかという意識で、もう一つは、自分がどうしたいのか、自分で自分を顧みる(自分を見返す)という意識である。

 

左の扁桃体とその周囲はどうやら自己愛や自己分析、とくに自己分析に関係し、感情的な面から自己評価をしていると考えられる。いっぽう、右の扁桃体は、ほかの人が自分をどう考えているかを理解するための非言語情報を受けとり、客観的な自己評価を司っているようだ。

 

この部分は、まだ仮説の段階だそうです。ですが、この話は昔の自分の性格を言われているようで、ちょっとびっくりでした。

 

自分の気持ちは分からないけど、他人の気持ちは分かってしまう。そして、いつしか、他人の気持ちが自分の気持ちになってしまう。だから、他人からの印象はものすごくいいんですね。自分も、他人が喜んでくれると嬉しい。初めのうちはそれでいいんです。

 

ですが、だんだんそれがつらくなってくる。つらくなってくるんだけど、つらいという自分の気持ちがよく分からない。知らないうちに限界を超えてしまうんです。(この点を見て、自分はHSPなのかなと思ったりもしました。)

 

自分の気持ちが分からないから、自己理解、自己受容ができなかったのでしょう。自分が心理学や性格分類などを好きだったのも、自分がどういう人間なのか知りたかったからです。

 

そう考えてみると、最近やっている日記を書いたりブログを書いたりして、言語化することは良いことなんだろうと思います。もう少し調べれば、左脳感情を開拓する方法が見つかるかもしれません。これこそが、自分の一番知りたいことなんですよね。